在宅ワークで1日中パソコンと向き合い、ふと気づくとガチガチに固まった首と肩…。子どものお世話や家事に追われていると、自分のケアは後回しになりがちですよね。
「手軽に本格的なケアができる」と話題のマッサージガン、あなたも気になっていませんか?
「これさえあれば、つらい首こりから解放されるかも!」
そう思って調べてみると、「マッサージガンは首への使用は危険」という怖い言葉が目に飛び込んできて、不安になってしまったのではないでしょうか。
「せっかく買ったのに、使えなかったらどうしよう…」
「万が一、事故でも起きたら…」
私自身、慢性的な肩こりと目の疲れに悩み、マッサージガンを愛用する一人ですが、最初は同じ不安を抱えていました。
でも、安心してください。
結論から言うと、マッサージガンは「絶対に当ててはいけない場所」と「正しい使い方」さえ守れば、首や肩のセルフケアにとても役立つ心強い味方になります。
この記事では、なぜマッサージガンを首に使うのが危険だと言われるのか、その医学的な理由から、絶対に避けるべき危険なゾーン、そして安心して使える正しい使い方まで、どこよりも分かりやすく徹底的に解説します。
この記事を読み終える頃には、あなたはマッサージガンの危険性に関する不安を解消し、安全かつ効果的に首・肩のケアを行う知識が身についているはずです。

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なぜマッサージガンを首に使うのは「危険」と言われるの?
手軽で気持ちいいはずのマッサージガンが、なぜ首に使うと危険なのでしょうか?
その答えは、私たちの首が生命維持に重要な器官が集中する、非常にデリケートな場所であることに関係しています。
この章では、マッサージガンの使用が危険とされる理由と、絶対に避けるべき具体的な部位について詳しく解説します。



ただ怖がるのではなく、理由を正しく理解することが、安全なセルフケアへの第一歩です。
危険とされる3つの理由①首にはデリケートな血管と神経が集中している
マッサージガンの首への使用が危険とされる最大の理由は、首の前側や側面には、太い血管や重要な神経が皮膚のすぐ近くを通っているためです。
特に注意すべきなのが、脳に血液を送る大動脈「頸動脈(けいどうみゃく)」。


この部分に強い圧迫や振動が加わると、血管の内壁が傷つく「頸動脈解離」や、できた血栓(血の塊)が脳に飛んで脳梗塞を引き起こすといった、深刻な事態につながるリスクが指摘されています。
実際、国民生活センターには、マッサージ器を首や肩に使用したことで骨折や健康被害が発生したとの相談が複数報告されているんです。
また、首周りには自律神経なども複雑に通っているため、過度な刺激がめまいや吐き気といった不調を引き起こす可能性もゼロではありません。
筋肉をほぐすつもりが、かえって取り返しのつかない健康被害を招かないよう、首にマッサージガンを使う際には特に注意が必要です。
危険とされる3つの理由②絶対に当ててはいけない首の前側と側面
安全にマッサージガンを使うためには、「絶対に当ててはいけない部位」を把握しておくことが重要です。
まず、首の前側、特に喉仏の周辺は絶対に避けてください。



ここには気管があり、圧迫すると呼吸困難に陥る危険性があります。
次に、首の側面です。
耳の下から鎖骨にかけてのラインには、先ほど触れた頸動脈が通っています。
具体的には、首を横に向けたときに浮き出る太い筋肉「胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)」より前方は危険ゾーンと覚えておきましょう。



ご自身の指で軽く触れると拍動を感じる場所が頸動脈です。
このエリアも絶対にマッサージガンを当ててはいけません。
こうした危険ゾーンを事前に把握し、触って位置を確認する習慣をつけることで、リスクを大幅に減らすことができます。
危険とされる3つの理由③骨(頚椎)に直接振動を与えると重大リスクに
首の後ろにある「頚椎(けいつい)」に直接マッサージガンを当てることは特に危険です。



マッサージガンは筋肉の深層部にパワフルな振動を届けることで、筋肉の緊張を和らげることを目的とした機器です。
しかし、筋肉で守られていない骨にその振動を加えると、振動がダイレクトに骨や椎間板、さらに脊髄から分岐する神経に伝わってしまいます。
これにより神経を傷つけたり、もともとあった首の問題、例えば頚椎椎間板ヘルニアや頚椎症などを悪化させるリスクがあるんです。


特に、骨がもろくなりがちなご高齢の方や、骨粗しょう症の診断を受けている方は注意が必要です。
「こっているのは骨のキワだから…」と感じても、必ず骨を避け、その両脇にある筋肉(脊柱起立筋など)だけを狙うようにしてください。



安全なケアの基本は「骨には当てない」。
これを徹底することが、マッサージガンと上手に付き合うための鉄則です。
危険を回避!マッサージガンの首・肩への安全な使い方
マッサージガンの危険な側面を理解したところで、いよいよ本題である「安全な使い方」について学んでいきましょう。
危険な部位を避けるのは大前提ですが、さらに効果的かつ安全にセルフケアを行うためには、いくつかの重要なポイントがあります。
この章では、具体的なステップに沿って、当てるべき場所、適切な使用時間と強さ、そして目的に合わせたアタッチメントの選び方までを詳しく解説します。
基本の3ステップ|当てる場所・時間・強さを徹底解説
マッサージガンを安全に使うための基本は、「場所」「時間」「強さ」の3つの要素を守ることです。
まず「場所」ですが、首周りで当てて良いのは、首の付け根から肩にかけての筋肉(僧帽筋など)です。
うなじの生え際あたりや、肩の盛り上がった部分を狙いましょう。
決して、前述した危険ゾーンには近づけないでください。


次に「時間」ですが、同じ箇所に長時間当て続けるのは禁物です。
筋肉の繊維を微細に損傷させ、かえって硬直や痛みを招く「オーバートリートメント」を防ぐため、1箇所につき30秒〜1分程度を目安に、ゆっくりと場所を移動させていきましょう。
全体の合計時間も、1回のケアで10分以内に留めるのが賢明です。



マッサージガンの中には、10分経ったら自動で止まるものもあります。
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そして最も重要なのが「強さ」です。
最初は必ず一番弱いレベルからスタートしてください。
「痛気持ちいい」は、実は体が「やめて」とサインを出している状態かもしれません。



「心地よい振動だな」と感じるくらいの、優しい刺激で十分効果は期待できます。
特に首周りはデリケートなので、物足りないくらいが丁度良いと心得ましょう。
この3つの基本を守るだけで、安全性は格段に高まります。
アタッチメントの選び方|首・肩こりには「球形」か「U字形」
マッサージガンには様々な形状のアタッチメントが付属していますが、首や肩のケアには、主に「球形」か「U字形」のアタッチメントが適しています。
まず、最もスタンダードな「球形(ボール形)」は、接触面積が広く圧力が分散されるため、デリケートな首周りにもマイルドな刺激を届けやすいのが特徴です。



僧帽筋のような大きな筋肉全体を、面でとらえて優しくほぐしたい場合に最適です。
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初めて使う方や、強い刺激が苦手な方は、まずこの球形から試してみると良いですよ。


一方の「U字形」は、2つの先端で筋肉を挟み込むようにアプローチできるのが魅力。
特に、頚椎を避けながら、その両脇にある脊柱起立筋をピンポイントで刺激したい場合にとても便利です。
ただし、先端が硬い素材のものが多いため、必ず一番弱いレベルから慎重に使いましょう。



ほかにも平形や円錐形などがありますが、首周りへの使用は刺激が強すぎる可能性があるため、まずはこの2種類を使いこなすことから始めることをおすすめします。
目的に合わせてアタッチメントを正しく選ぶことが、効果と安全性を両立させる鍵です。
効果的なタイミングは?|おすすめは入浴後や就寝前
マッサージガンは、体が温まり、リラックスしているタイミングで使うのが最も効果的です。



具体的には、入浴後のケアがおすすめです。
湯船に浸かって血行が良くなった筋肉は、柔らかくほぐれやすい状態になっています。
このタイミングでマッサージガンを使えば、より少ない刺激で効率的に筋肉にアプローチできますよ。


ストレッチと組み合わせて行ったり、就寝前のリラックスタイムに取り入れたりするのもおすすめです。
優しい振動で筋肉の緊張を和らげることで、心地よい眠りへとつながる可能性があります。



在宅ワークの合間に使う場合は、5分程度の短い時間で、肩周りを中心にごく弱いレベルで刺激し、気分転換に役立てるのも良い方法です。
ただし、寝る直前や仕事に集中したいときに強い刺激を与えると交感神経が活発になってしまうこともあるため、あくまで心地よいと感じる弱いレベルに留めておきましょう。
あなたのライフスタイルに合わせて、最適なケアのタイミングを見つけてみてください。
【もう迷わない】首・肩に安心して使えるマッサージガンの選び方 3つのポイント
「マッサージガンって、種類が多すぎてどれを選べばいいかわからない…」安全な使い方がわかった今、次に悩むのが製品選びではないでしょうか。
特に首や肩のようなデリケートな部位に使うからこそ、選び方は慎重になりたいもの。
高価な買い物で失敗したくないですよね。
そこで、後悔しない一台を見つけるための3つの重要な選択基準をご紹介します。
このポイントを押さえれば、あなたのライフスタイルと体の状態にぴったり合った、最高のセルフケアパートナーがきっと見つかりますよ。
ポイント①軽量・コンパクトさ|女性でも片手で楽々
首や肩周りのケアで意外と見落としがちなのが、本体の「重さ」と「持ちやすさ」です。



特に、肩甲骨周りや首の付け根など、自分でケアしにくい場所にアプローチする際、本体が重いと腕がすぐに疲れてしまい、ケア自体が苦痛になってしまいます。
これでは本末転倒ですよね。
目安として、本体重量が500g以下のモデルを選ぶと、女性の力でも片手で楽に扱えるのでおすすめです。
子どものお昼寝中にサッとケアできる、リビングの棚に置いてもインテリアを邪魔しないデザイン性の高いモデルも増えています。



使いたいときにすぐ手に取れる手軽さが、セルフケアを長続きさせる秘訣です。
また、コンパクトなモデルなら、旅行や実家に帰省する際にも気軽に持っていけるので、いつでもどこでも体をケアできるというメリットも。
見た目のおしゃれさも、日々のモチベーションにつながる大切な要素です。
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ポイント②振動レベルの細かさ|弱い刺激から試せる
デリケートな首周りに使うからこそ、振動レベルを細かく調整できる機能は絶対に外せません。
パワフルなモデルも魅力的ですが、その日の体調やケアする部位によって、最適な刺激の強さは変わってきます。



天気や睡眠時間、仕事のストレスなど、私たちの体のこり具合は毎日同じではありませんよね。
だからこそ、ごくごく弱いレベルから始められる微調整機能が、安全なケアのための「お守り」になります。
最低でも3段階以上、できれば5段階程度のレベル調整ができるモデルを選ぶのがおすすめです。
また、振動の強さだけでなく、「ストローク(振幅)」もチェックしたいポイント。
ストロークが深いほど筋肉の奥深くまで刺激が届きますが、首周りには刺激が強すぎることも。
首・肩メインで使いたい場合は、ストロークが6〜8mm程度の、比較的マイルドなタイプのものが使いやすいですよ。
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ポイント③アタッチメントの種類|目的に合わせて選べる
先ほども解説した通り、ケアしたい部位によって最適なアタッチメントは異なります。
そのため、自分が使いたい部位に適したアタッチメントが付属しているかは、購入前に必ず確認しましょう。
結局使わないアタッチメントばかり増えても収納に困るだけです。



首や肩のケアをメインに考えるなら、最低でも「球形」と「U字形」の2種類は揃っていると安心です。
そのうえで、脚のむくみケアもしたいなら「平形(フラット)」、足裏の疲れも取りたいなら「円錐形(ポイント)」といったように、ケアしたい範囲を広げたい場合に、それらが付属するモデルを検討しましょう。
一台で全身のケアが可能になれば、コストパフォーマンスもぐっと高まります。
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マッサージガンのよくある質問
マッサージガンを利用するうえでよくある質問をQ&A形式でまとめました。
Q1. マッサージガンを毎日使っても大丈夫?
毎日使用しても問題ありませんが、1回の使用時間と使い方を守ることが大切です。
1回のケアは全身で10分程度、同じ箇所への連続使用は1分以内を目安にしてください。
筋肉を休ませることも重要なので、もし使用中に痛みや違和感をおぼえた場合は、すぐに使用を中止し、数日様子を見るようにしましょう。
使いすぎは逆にもみ返しや筋肉の炎症を引き起こす可能性があるため、「少し物足りないかな?」くらいで終えるのが、長く快適に続けるコツです。
Q2. 頭痛があるときに使ってもいい?
一概にいいとは言えません。
筋肉の緊張が原因で起こる「緊張型頭痛」の場合、首の付け根や肩周りの筋肉を優しくほぐすことで、症状が和らぐ可能性も期待できます。
しかし、血管の拡張が原因とされる「片頭痛」の場合、マッサージで血行を促進すると、かえって痛みが悪化する可能性があるんです。
ご自身の頭痛のタイプがわからない場合や、ズキズキと脈打つような痛みがある場合は、自己判断で使わずに、まずは医療機関を受診し、医師に相談することをおすすめします。
Q3. 妊娠中や授乳中に使えますか?
妊娠中・授乳中の使用は、安全性が確立されていないため、多くのメーカーでは推奨されていません。
妊娠中はホルモンバランスの変化で体が非常にデリケートな状態にあります。
マッサージによる刺激が体にどのような影響を与えるか予測できないため、自己判断での使用は避けるべきです。
産後のケアとして使用したい場合も、必ずかかりつけの産婦人科医や助産師に相談し、許可を得てから使用するようにしてください。安全を最優先に考えましょう。
Q4. 肩甲骨にも使えますか?
はい、肩甲骨周りの筋肉への使用はかなりおすすめです!
特にデスクワークで固まりがちな、肩甲骨の内側や外側の筋肉にアプローチすると、肩の可動域が広がりやすくなることが期待できます。
ただし、肩甲骨の骨そのものに直接当てるのは避けてください。
U字形アタッチメントを使って骨を避けるか、球形や平形アタッチメントで骨のキワにある筋肉を優しくなでるように使うのが効果的です。
自分では手が届きにくい場所なので、パートナーに手伝ってもらうか、持ち手の長い製品を選ぶと良いですよ。



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まとめ:マッサージガンは正しく使えば首ケアの心強い味方になる!
今回は、マッサージガンの首への危険性と、安全に使うための完全ガイドをお届けしました。
「マッサージガンは首に危険」なのではなく、「危険な使い方をすると問題が起きる可能性がある」ということがお分かりいただけたかと思います。
- 喉仏周辺、首の側面、頚椎(骨の上)は絶対に避ける
- 当てるのは首の付け根〜肩の筋肉(僧帽筋)
- 1箇所1分以内、全体で10分以内を目安に
- 必ず一番弱いレベルから始める
これらのルールを守り、ご自身の体に合った軽量で調整機能の豊富な一台を選べば、マッサージガンはあなたのつらい首・肩こりを和らげる、最高のセルフケアパートナーになります。
もう「危険かも…」と不安に思う必要はありません。
正しい知識を身につけ、今日から安心・安全なセルフケアを始めて、仕事も家事も軽やかにこなせる毎日を手に入れてくださいね。
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気になる方は、以下の記事もぜひ参考にしてくださいね。

